アート作品をインターネットで販売(陳列)するのは簡単なことですが、購入されることとは別物。deviantARTも例外ではありません。「参加目的別の活用法」でも書きましたが、綺麗な写真はインターネット上にあふれています。
イラストも同様で、自分でハガキなどにプリントしようと思えば、ほとんどの人ができる時代です。ですから、写真やイラストの販売には相当の創意工夫、奇抜なアイデアが必要でしょう。 |
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写真やイラストの販売 |
非常に高いハードルです。勝機があるとすれば、deviantARTのメンバーの非常に多くが、何らかの超日本びいきであるという事実と、deviantARTでの発言、行動、お気に入りの傾向を分析して、ターゲットを揺さぶる商材を「あぶりだす」ことが出来るかどうかでしょう。
「あぶりだす」とは、deviantARTの機能である「POLE」というものを使って、好き嫌いや様々なアンケートを実施することです。メンバーによっては、まさにダイレクトに「このアートを買いたいか?否か?」「いくらなら買いたいか?」といったアンケートを写真つきで行っていることもあります。
貪欲にニーズを探り出し、的確なターゲット(WATCHER)を集めることが、deviantARTでのコンスタントな販売も夢ではないでしょう。 |
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オリジナルアート(シルバーアート等の販売) |
deviantARTには、たくさんの写真やイラストが投稿されていますが、よく見ると写真の中には「リング」などを写したものがあったりします。
これは自分のオリジナルアートを写真に撮ったものであり、それを販売したいメンバーが投稿しているものです。このようにdeviantARTの写真は、手作りのアートを販売する目的で投稿していることもあります。
例えばシルバーアートなど、欧米アジアなどニーズが広いものであれば、ヒット作品を産み出すことも可能でしょう。 |
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絵画アート等の販売 |
絵画アートは4種類。最初の3つは、日本でも海外でも売れない。(よく言えば時代が合わない・・・)日本でも海外でも売れる。
日本で売れて海外で売れない、というもの。そしてもう1つは、日本で売れないが海外で売れる、というケース。この最後のケースを、deviantARTは待っているかもしれない。
つまり、自分の作風を極め、ずっとブレイクを待っているがまったく賞に縁が無い。そんな場合には、世界のアートの勉強もかねて自分の作品を投稿し、さまざまな批評を求めるのも良いだろう。場合によっては、deviantARTを通して、バイヤーの目に触れるかもしれない。アートで生活しようと思うなら、deviantARTの世界を活用しないことはないだろう。 |